トロペア市長、 トロペア国際映画祭ディレクターよりメッセージ到着

日本での映画公開を祝して、本作の撮影地:イタリア・トロペアのジョヴァンニ・マクリ市長、国際長編部門最優秀作品賞を受賞したトロペア映画祭ディレクター・芸術監督のエマヌエレ・ベルットゥッチさんよりメッセージが到着!

トロペア市長:ジョヴァンニ・マクリさん メッセージ
日本の友人の皆様へ

私はトロペア市長のジョヴァンニ・マクリです。

このたび、浜野安宏監督による傑出した作品『TAVERNA DE GAGA』が日本の映画館で公開されることに際し、深い感動と心からの感謝を込めて、皆様へご挨拶を申し上げます。
私は2023年の夏、トロペア名誉市民であり、日本と私たちの街を結ぶ真の友情の架け橋である親愛なる友人、井谷直義氏のおかげで、浜野監督と出会う光栄に恵まれました。
今でも鮮明に覚えているのは、浜野監督が初めてトロペアに向けた眼差しです。その瞬間、監督は単にひとつの場所を見ているのではなく、その街の魂に耳を傾けているのだと感じました。海の光、歴史地区に残る古い石造りの建物、潮風の香り、私たちの人々の素朴さ、そして路地裏に刻まれた歴史、それらすべてが、監督の中に真の創造へのインスピレーションを呼び起こしました。その出会いから、映画という普遍的な言語を通じてトロペアを伝えたいという想いが生まれたのです。
浜野監督は、類まれな感性を持つ方です。風景の美しさだけではなく、何よりも人々の姿、感情、そして静寂の中にあるものを感じ取る力をお持ちです。その卓越した才能こそが、監督の映画を遠く離れた世界同士を結び、異なる文化を自然な形で対話させるものにしているのだと思います。
私たちトロペア市民にとって、この旅路を共に歩めたことは大きな誇りでした。本作品の制作に際し、私たちの街は大きな熱意をもって協力し、多くの市民が撮影に参加しました。日本から来た撮影スタッフと共に働いた人々、そしてちょっとした役柄で出演した人々もいました。
これは単なる映画制作の経験ではありませんでした。それは、信頼、協力、友情によって結ばれた、二つの国民による真の交流でした。この絆はこれからも生き続け、私たちの心の中に大切に残り続けることでしょう。
トロペア市全体を代表し、浜野監督をはじめ、本作品を実現させたすべての俳優、スタッフ、そして日本・イタリア両国の関係者の皆様に、深い感謝の意を表します。
また、日本の観客の皆様へ、心からの感謝のメッセージをお送りします。この映画を通じて、皆様が感動し、笑顔になり、そしていつの日か私たちの街を実際に訪れてみたいと思ってくださることを願っています。
トロペアは皆様を友人としてお迎えします。敬意をもって、心を開いて、そして何世紀にもわたり私たちのアイデンティティであり続けてきた、真心からのおもてなしの心で皆様をお迎えいたします。
今年、イタリアと日本は外交関係樹立160周年という記念すべき年を迎えます。この節目は、長い友情の歴史を称えるものであると同時に、未来へ向けて歩み続けることを私たちに促すものです。
私は、『TAVERNA DE GAGA』がこの共通の歩みを象徴する新たな作品となることを確信しています。文化、芸術、そして映画が、地理的な距離を超えて人々を結びつける力を持っていることを、この作品は示してくれるでしょう。
私の願いは、この映画がトロペアと日本との、さらに深く強い関係の始まりとなることです。私たちはこれからもこの絆を大切に育んでいきます。特に友好都市である南あわじ市の友人たちとの交流を通じて、異なる文化との出会いから、相互理解、尊重、そして未来を担う世代への新たな可能性が生まれることを、心から信じています。
皆様を、ティレニア海の真珠と称されるトロペアへお迎えできる日を楽しみにしています。ぜひご自身の目で、浜野監督がその卓越した才能によって描き出した世界を体験してください。
そして私自身も、近いうちに再び皆様の素晴らしい国を訪れ、今日さらに強く感じている友情を新たに育むことができればと願っています。

深い敬意と心からの親愛を込めて。

ジョヴァンニ・マクリ
トロペア市長

トロペア映画祭ディレクター・芸術監督:エマヌエレ・ベルトゥッチさん メッセージ
親愛なる日本の皆様へ

私はトロペア映画祭ディレクター・芸術監督のエマヌエレ・ベルトゥッチです。

このたび、浜野安宏監督の映画『TAVERNA DE GAGA』が日本の映画館で公開されることを受け、大きな喜びと感動を込めて、監督へ心よりお祝いの言葉を申し上げます。 本作品は、第3回トロペア映画祭において「国際長編部門最優秀作品賞」を受賞しました。しかし、私たちにとって『TAVERNA DE GAGA』は、単なる受賞作品というだけの存在ではありません。 『TAVERNA DE GAGA』は、カラブリア州、そして地中海の「真珠」のひとつであるトロペアの本当の魂を描いた作品です。歴史ある街並み、街を取り囲む素晴らしい海、そしてこの土地が持つ光と色彩を、浜野監督は卓越した芸術的感性によって映し出しました。 しかし、この映画は単に私たちの土地の美しさを紹介するだけの作品ではありません。地中海における過剰漁業の問題、高齢化に伴う社会の変化、そして地域社会が直面するさまざまな課題など、重要で現代的なテーマにも深く向き合っています。そして、それらはイタリアを代表する才能豊かな俳優たちの素晴らしい演技によって、生命を吹き込まれています。 さらに本作品は、日本で活動するイタリア人俳優や、イタリアで活躍する日本人女優たちの参加を通じて、イタリアと日本を結ぶ素晴らしい文化的架け橋となっています。 トロペア映画祭にとって、『TAVERNA DE GAGA』は特別な意味を持つ作品です。それは、両国の映画関係者の間に真の対話を生み出し、文化的協力の新たな可能性を切り開いた、象徴的な作品でした。 日本の観客の皆様には、ぜひこの映画をご覧いただき、トロペアとイタリアの魅力に触れていただきたいと思います。 そしていつの日か、皆様が私たちの街を訪れてくださることを心から願っています。トロペアは、この土地を特徴づける温かい心とおもてなしの精神をもって、皆様をお迎えいたします。 またトロペアでお会いしましょう。そして心より感謝申し上げます。

エマヌエレ・ベルトゥッチ
トロぺア映画祭ディレクター・芸術監督